永井豪&ダイナミック企画の代表作の一つと言える超能力バトル漫画「凄ノ王」を後に(今から30年くらい前に)永井泰宇が小説化したシリーズは、日本神話を題材とする綺麗なラストを含めて割と素直に満足しました。
その原作漫画を私は先日、永井豪の画業50年”突破”記念として2018(平成30)/12/13(木)からゴマブックス(株)が全国ファミリーマート店舗にて販売している全6巻の復刻版で、初めて購読。
…まさか、こんな酷い打ち切りラストだったとは絶望した!
しかし2012年に(株)講談社から発売された「マジンサーガ」KCデラックス版は、(株)集英社から発売された初期版から改変(増補)された部分を含めて、もっと酷かったです。
あとがきには「元々神話だから完結せず永遠に続かなければならない作品だった」という旨の言い訳が記されていて、購読当時の私は更に憤慨しました。
上記の漫画2作品は、もっとまともに完結していれば私も大いに満足できただけに残念です。
オムニバス形式の「新・デビルマン」(これも随分昔の漫画ですが)はともかく、「手天童子」,「デビルマン」は一つの長編ストーリーとしても見事に纏まっていて良かったです。
また、「魔王ダンテ」もマガジンZKC版で一応きちんと完結済。(こちらは粗雑なバッドエンドという印象が強かったのですが)
このように永井豪は元々決して打ち切りラストの漫画ばかり描いていたわけじゃないのですが、50年も業界の最前線で奮闘し続けていれば仕方ないかな?
それに現在74歳との事で、いよいよ無理できない体になってしまっているかも知れません。
ファンの一人である私は、愚痴を言いながらも今後あとしばらく見守っていきたいと思います。
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