2019年4月8日月曜日

思い出のCM(1):堀場製作所の巻

『誰が環境を保護してくれって頼んだんだい?俺は保護なんてされたくないさ』…と地球が言った

「大事な事は、レモンと雨をpH(ペーハー)という同じ基準で計ってみる事」

「『データ』という物差しが、『実感』という人の気持ちを生み出してくれる」

「微妙なデータの積み重ねが、世界を大きく変えてしまう」

「ニューヨークのカフェで知人が言うには、日本人が『雑音』(ざつおん)と言う時の『ざ』の音と、『粗雑』(そざつ)と言う時の『ざ』の音は、違うのだそうだ」
(※筆者注:この台詞については私の記憶が曖昧なため、細かい言い回しが不正確な可能性あり)

「グローバルな●●●●では、言葉という身近なデータさえ正確に伝えるのは難しい。こんな僕たち地球人に、環境汚染に黙って耐える大地の鼓動を聞き取る事ができるのだろうか?」
(※2019/04/09追記:●●の正確な内容は、私の記憶が風化していて失念)

「込み入った議論をする前に、確かなデータを正確に調べたい」

「私たちは大気汚染から酸性雨まで環境分析に取り組んでいます。 - 堀場製作所 -」

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環境分析機器メーカーの(株)堀場製作所(公式Twitterアカウントはこちら)は、1990年代後半の毎週金曜日の朝にFM802(FMラジオの周波数80.2MHz)で流していた数パターンのCMの中で、渋くてカッコいい落ち着いた大人の男の低い声で、上記のような台詞を言わせていました。
(一つのCM内で上記の台詞を上から順番に言ってたわけではありません)

それを大阪府内でマイカー通勤中に聴くのが当時の私の楽しみの一つで、後に省エネを含む環境保護関連の各種企画(標語募集など)へ私が参加する際にも影響を及ぼし、時に勇気づけられもしました。
恐らくは私の生涯で最も好きなラジオCMになるかも知れません。

それだけに、同社の創業者/最高顧問である堀場雅夫(ほりば まさお)氏が1924(大正13)年12月1日~2015(平成27)年7月14日の生涯(90歳)を終えたと知った時は、一抹の寂しさを覚えました。

ちなみに上記のCMとは別に女性や子供の声を用いた家族向けの堀場製作所CMも同時期にFMラジオで放送されていましたが、あまり興味を持てなかったので大して印象に残っていません。

※私がTwitterへ投稿した堀場製作所関連ツイート(つぶやき)も参照。

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最近、通勤中に愛車の中でラジオを聴く機会が再び増えてきました。
(主に「Hello!NEW 新居浜 FM78.0」と南海放送ラジオ)
果たして上記の堀場製作所ほど私が好きになれるCMは、今後どれだけ放送されるでしょうか?

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