2021年4月7日水曜日

地名変遷:愛媛県四国中央市の件

(2021/04/19追記)

※私がTwitterに投稿している四国中央市関連ツイートも参照。

ここでは、まず四国中央市に関する地名の変遷を昭和時代以降に限定して簡潔に紹介しましょう。

(※もっと昔については省略)
 ↓
1954(昭和29)年、宇摩郡から川之江市,新宮村,伊予三島市,土居町,別子山村が誕生。
(※2024(令和6)年で70周年)
 ↓
2003(平成15)/04/01、別子山村が隣接する新居浜市に編入合併される。
(※2023(令和5)/04/01(土)で20周年)
 ↓
2004(平成16)/04/01、川之江市,新宮村,伊予三島市,土居町が合併して四国中央市が発足。
(※2024(令和6)/04/01(月)で20周年)


ここまでの内容は本来、2024(令和6)/04/01(月)に投稿する予定でした。
しかし今月の四国中央市長選挙に関する情勢を鑑みた結果、3年近く前倒しして今ここで投稿する事にしました。
というのも先日2021(令和3)/04/05(月)、宮崎清(71歳/元市議/飲食店経営)が四国中央市長選挙に4人目の立候補者として出馬表明した際、「四国中央市」→「金生市」への市名変更(2004(平成16)/04/01の四国中央市発足以来17年ぶり)を公約の一つとして掲げたからです。
(詳細はこちらまたはこちらを参照)

この「金生」とは旧川之江市内の金生町が由来となっています。しかし新居浜市民でありながら四国中央市が第2の故郷とまで言えるほど関係が深い私は、つい最近の仕事で金生町を訪れるまで「金生」という地名を聞いた事すら一切ありませんでした。
それほどまでにマイナーな地名を問題の宮崎氏は「地域になじみが深い」と公約の中で強引に主張し、それを根拠として17年ぶりの市名変更を実現させようとしているのです。

もし旧宇摩郡を元に「宇摩市」への市名変更を公約として掲げたのであれば「地域の原点に立ち返る」という意味合いなどを見出して納得できる余地が私にもありましたが、「金生市」では今後の市政に120%デメリットしかないと思います。特に地域の内外に対する絶大な宣伝効果は今の市名でないと得られないでしょう。その事も真剣に考慮したいものです。

また、今の市名を前提にしないと無意味な市役所公式マスコットキャラ「しこちゅ~」も市名変更に伴い全面廃止が必要となるはずなので、マンホールの蓋をはじめとして市内の様々な所に描かれている「しこちゅ~」のデザイン画も全て修正または廃止を余儀なくされ、そのための無駄な手間暇や費用も相当覚悟すべきでしょう。
そう考えると結局、今の市名をこれからも一切変更しないのが一番だと言えます。

今回の件を機に私は問題の宮崎氏を「叩き潰すべき老害の一人」と明確に認識しました。
2021(令和3)/04/27(火)任期満了に伴う四国中央市長選挙の期日は告示:2021(令和3)/04/11(日),投開票:2021(令和3)/04/18(日)です。
宮崎氏の他には大西英彦(62歳/新人/会社役員),土谷浩也(60歳/新人/会社社長),篠原実(71歳/現職2期目)の3人が既に立候補していますから、その3人のいずれかが当選しないと市の未来は暗闇に閉ざされる事でしょう。
  ↓
【2021/04/19追記】
2021(令和3)/04/18(日)執行の四国中央市長選挙の開票結果は 篠原実:17003票,大西英彦:8710票,土谷浩也:5291票,宮崎清:666票 と確定。
そのため初代市長だった井原巧の跡を継いで2代目(2013(平成25)/04/29~現在)の市長を務めている篠原実が引き続き市長を務める事になり、市名変更という愚行も今回ひとまず阻止できたと思います。

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本ブログ内の関連記事:
2021/10/31 総選挙の日

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画像1:四国中央市の公式マスコットキャラ「しこちゅ~」
(2021/03/31に私がTwitterへ投稿したこのツイートの中では面白半分で「卑猥な製紙…もとい精子産業キャラ」と書いてしまっていますが、地方自治体の公式マスコットキャラの中では本来かなり高く評価されるべきだと思います)

画像2:四国中央市および四国中央市金生町の位置関係
(元々2021/04/06に私がTwitterへ投稿したこのツイートに掲載)

愛媛県四国中央市:
「四国の中心地」と呼ぶ上では決して的外れではないと思います。(特に交通の要衝という意味合い)
四国中央市公式サイト内のPDF文書ファイル「地域再生計画」(ファイルサイズ:1.16MB)も参照。


高知県土佐郡大川村
地理的な位置関係だけなら、ここが「四国の中心地」として一番ふさわしいと思います。


高知県土佐郡:
大川村と土佐町の南北2ヶ所の隣接により構成されています。
地理的な位置関係だけ見ると、これも「四国の中心地」としてふさわしいと思います。


画像3:上記で紹介した四国中央市公式サイト内のPDF文書ファイル「地域再生計画」の一部
元々この記事の投稿をTwitter上で告知するこのツイートに掲載。

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