2019年3月25日月曜日

別子鉱山鉄道下部鉄道跡サイクリングコース

(元々2016/10/31に旧ブログへ初投稿,2016/11/23更新)

愛媛県庁は自転車文化振興政策の一環として様々な運動を展開しています。
その最近の経緯を一部抜粋~紹介します。

2013(平成25)/07/01、「愛媛県自転車の安全な利用の促進に関する条例」施行
2014(平成26)/04/22、愛媛県庁経済労働部観光交流局観光物産課がWebサイト「愛媛マルゴト自転車道サービスサイト」を公開(こちらも参照)
2014(平成26)/09/27伊予鉄道株式会社サイクルトレインを運行開始
2015(平成27)/10/05、愛媛県庁企画振興部政策企画局愛媛県自転車新文化推進室がWebサイト「ぷらのり!えひめ」を公開
2016(平成28)/03/30、官民一体の愛媛県自転車新文化推進協会が誕生
2016(平成28)/09/28、愛媛県自転車新文化推進協会がWebサイト「ノッてる!えひめ」を公開
2016(平成28)/09/17~2016/10/29の土日祝日、JR四国(四国旅客鉄道株式会社)の予讃線(松山~今治間)において「サイクルトレインしまなみ号」を運行(11/12,11/13,11/20も運行予定)
2016(平成28)/03/26~2016/12/18の土日祝日、JR四国の予土線においてサイクルトレインを運行
2016(平成28)/11/13、「愛媛サイクリングの日」

他にも各地で以下の企画をはじめとする様々な取り組みがなされています。
四万十・南予横断2リバービューライド2016(2016/09/29終了)
・瀬戸内しまなみ海道・国際サイクリング大会「サイクリングしまなみ」(2016/10/30実施済)
・新居浜市と四国中央市との共同開催による「別子・翠波はな街道サイクリング」大会(2015/11/012016/11/03)
・新居浜市の「まちなかサイクリング



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さて上記「愛媛マルゴト自転車道サービスサイト」内のコースガイドでは、ファミリー向けコースの一つとして「別子鉱山鉄道下部鉄道跡サイクリングコース」(13.9km)が紹介されています。
私は2016/10/30、このサイクリングコースを久々に走ってみました。

(自転車は電動アシスト式ですが、元々ライトを点けるのに必要な夜間しか電源を入れない方針で、今回も常に電源オフのまま走りました)
その結果、途中で寄り道した時間を全て除くと、スタート地点から出発してゴール地点に到着するまで片道計60分かかりました。

元々このコースは周囲の景色を眺めながら走る分には良いと思います。
しかし自転車専用道と車道の微妙なズレや途中の折り返し点・分岐点が色々わかりづらくて目印も無いに等しい上、Webサイト「愛媛マルゴト自転車道」で見られるコース地図が新居浜市内の3ヶ所で掲示されているコース地図(実際のコース)と異なる部分も少なくないため(2016/10/30現在)、最低でも現地を2~3往復しないと正確なコースを把握するのは難しいでしょう。
(あまり土地勘が良くない人は現地を5回以上往復しても何ヶ所か勘違いするかも)
そのためサイクリングコースとしての完成度は低いと言わざるを得ません。



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2016/11/23朝、以下の動画を別名義でYouTubeに投稿したので、そちらも参照願います。
愛媛県新居浜市 別子鉱山鉄道下部鉄道跡サイクリングコースを完全逆走(ゴール地点→スタート地点) 2016年11月

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画像1:
新居浜市内の3ヶ所で掲示されている地図(画像自体はゴール地点(山根公園の西門側にある駐輪場)で撮影したものだから、現在地として山根公園が示されている。これが実際のサイクリングコースと言える)

画像2:
Webサイト「愛媛マルゴト自転車道」にて見られるサイクリングコースの地図

画像3:
新居浜市内の3ヶ所で掲示されているサイクリングコース地図(実際のサイクリングコース)と、Webサイト「愛媛マルゴト自転車道」で見られるサイクリングコース地図の違い その1…スタート地点
(地図の上ではWebサイト側のほうが1.1kmほどコースが短い)

画像4:
新居浜市内の3ヶ所で掲示されているサイクリングコース地図(実際のサイクリングコース)と、Webサイト「愛媛マルゴト自転車道」で見られるサイクリングコース地図の違い その2…西端の折り返し点
(地図の上ではWebサイト側のほうが往復400m強ほどコースが長い)

画像5:
滝の宮公園」滝の宮大池すぐ近くにある駐輪場(サイクリングコース地図が掲示されている3ヶ所の一つ)は、実際のサイクリングコースから往復80mほど寄り道した所にある。

画像6:
2016/05/30撮影。国領川河川敷の西岸(新高橋の少し手前)など数ヶ所で掲示されている「国領川緑地ご案内」の地図。

画像7:
2016/10/30、スタート地点で撮影(新居浜駅前駐輪場,現地で掲示されている地図,あかがねミュージアム)。場所はこちらを参照。
ちなみにJR新居浜駅すぐ近くにある株式会社フジ新居浜駅前店は現在、コイン式の自動空気入れ機が駐輪場付近に設置されているので、万一に備えて出発前に自転車の空気を満タンにしておくと良い。

画像8:
2016/05/30、城下橋(しろしたはし)の西岸側の交差点で撮影。場所はこちらを参照。スタート地点から出発したら、この場所で自転車道に入って国領川河川敷の西岸を北上→新高橋(にいたかはし)を渡って東岸へ→国領川河川敷の東岸(自転車道)を南下したら、株式会社ハローズ新居浜郷店(写真奥)がある交差点から城下橋を渡って西岸側に戻る事。

画像9:
2016/10/30、新高橋(にいたかはし)で撮影。場所はこちらを参照。

画像10:
2016/05/30、坂井跨道橋(さかいこどうきょう)で撮影。場所はこちらを参照。写真の上段・中段とも奥側にJR新居浜駅がある。

画像11:
2016/10/30、2枚とも慈眼寺霊園前で撮影。場所はこちらを参照。
・上段…東を向いて鉱山鉄道跡の自転車道の「滝の宮公園」方面を撮影。
・下段…南を向いて撮影(この場所でサイクリングコースが3方向に分岐。北谷寺にも近い)。


画像12:
2016/10/30、2枚ともサイクリングコース西端の折り返し点で撮影。場所はこちらを参照。
上段…東を向いて撮影。下段…南を向いて撮影。

画像13:
2016/10/30に撮影した真鍋商店。場所はこちらを参照(画像12の位置から片道200m強ほど西へ離れている)。
Webサイト「愛媛マルゴト自転車道」にて見られる地図では、この店のすぐ傍にサイクリングコース西端の折り返し点があるものの、それらしい位置を示す目印が何もないため、実際は画像12の位置を正確な折り返し点と解釈していいはず。

画像14:
3枚とも2016/05/30撮影。
・上段左…鉱山鉄道跡の選鉱場跡。旧星越駅舎すぐ傍でフェンスの外側から内側を望遠撮影。(つまり勝手に中へ入るようなルール違反はしていない)
・上段右・下段…鉱山鉄道跡の旧星越駅舎(選鉱場跡すぐ南側)。
旧星越駅舎の場所はこちらを参照(画像13の位置から片道490m強ほど西へ離れている)。筆者は個人的に、この場所を画像12~13の位置の代わりに折り返し点とすべきではないかと勝手に思うのだが…。


画像15:
1~2段目…画像14の位置から片道300m強ほど西へ離れた所にある古い橋(内部立入禁止。場所はこちらを参照。2枚とも東を向いて撮影。
3~4段目…1~2段目の古い橋から更に片道140m強ほど西へ離れた所にある鉱山鉄道トンネル跡(内部立入禁止。場所はこちらを参照。2枚とも西を向いて撮影。
また、1・4段目は2016/05/30撮影。2~3段目は2015/09/22撮影。

画像16:
2016/10/30、4枚とも撮影(上段左だけサイクリングコース内)。
・上段左…鉱山鉄道跡の自転車道で北を向いて撮影。場所はこちらを参照。
・上段右…上段左の位置より少し東側にある滝神社の境内で北西を向いて撮影。場所はこちらを参照。
・下段右…滝神社の境内から出入口へ向かう途中にある鳥居を北西向きに撮影。場所はこちらを参照。
・下段左…滝神社の出入口を北西向きに撮影。場所はこちらを参照。


画像17:
2016/10/30、2枚とも鉱山鉄道跡の自転車道でJR予讃線の高架下を撮影(場所はこちらを参照)。
上段…北西向きに撮影。下段…線路のほぼ真下から撮影。

画像18:
サイクリングコース内で3枚とも撮影。
・1段目…2016/10/30、鉱山鉄道跡の自転車道でこちらの場所を北西向きに撮影。
・2段目…2016/05/30、鉱山鉄道跡の自転車道でこちらの場所(国道11号線上の陸橋)を北西向きに撮影。
・3段目…2016/05/30、生活協同組合コープえひめの店舗「コープ山根」の駐車場(場所はこちらを参照)から北西向きに、電信柱の奥にある鉱山鉄道跡の自転車道(この写真ではガレージの右隣)を撮影。


画像19:
2016/10/30、架替工事を1ヶ月前に終えた新田橋(しんでんばし)の東岸側の交差点で、山根公園の西門を東向きに撮影(場所はこちらを参照)。その少し奥にゴール地点の駐輪場(画像1の撮影場所)がある。


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3 件のコメント:

  1. ぶろーど・きゃのん452019年3月25日 17:10

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    追記1:この記事の画像7説明文の中で挙げた自動空気入れ機は(株)伸栄設計の「自転車専用有料空気入機 エアオート空気くん」で、自転車や車椅子のタイヤの空気を100円で2本とも満タンにできます。詳細は以下の公式Webサイトを参照。
    http://sinei-design.com/
    http://sinei-design.com/original2.html
    ※設置場所マップ( http://sinei-design.com/original3.html )では現在その機種の設置場所の一つとして、(株)フジの新居浜駅前店ではなく、その近くにある(株)トリドールホールディングス傘下の讃岐釜揚げうどん屋「丸亀製麺」( http://www.marugame-seimen.com/ )の新居浜店が紹介されています。
    しかし実際は丸亀製麺側に自動空気入れ機が存在していないため、いつの頃からか丸亀製麺側→フジ側に移設されたと思われます。

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  2. ぶろーど・きゃのん452019年3月25日 17:10

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    追記2:おや、伸栄設計の公式Webサイトをよくチェックし直してみると、http://i.imgur.com/M5Yz4QH.png の画像で示す結果が出てるな。
    すると元々この空気入れ機が設置されていた場所は旧サンクス(2016年9月から(株)ファミリーマートの傘下)の新居浜坂井店で、後に同じ場所が丸亀製麺の新居浜店となり、それに伴って同じ空気入れ機がフジの新居浜駅前店へと移設されたという事かな?
    詳しい事情がよく分からんな…
    まぁ、空気入れ機を使う客にとっては何の関係もないわけだが…

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  3. ぶろーど・きゃのん452019年3月25日 17:10

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    追記3:この記事の画像15説明文の中で挙げた鉱山鉄道トンネル跡は、新居浜市役所の都市計画課によると「星越トンネル」という名前らしいです。
    この名前は画像14説明文の中で私が「選鉱場跡」のリンク先にした新居浜市役所ホームページ内の https://www.city.niihama.lg.jp/unyu/kankou/besshidouzan/hosigoe/hosigoeshuhen.htm だけでなく、JR新居浜駅の「交通広場」一般車乗降場の隣にある「人の広場」に建てられている案内板にも記されています。
    ※その案内板は片面(「交通広場」一般車乗降場から見えるほう)が「-新居浜駅前モニュメント- あかがねの恵み・新居浜の創造」,もう片面(「人の広場」側)が「-近代化産業遺産 別子銅山- あかがねものがたり」と題されており、「星越トンネル」に関する記述は後者のほうで見られます。

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